
こんにちは、映像クリエイターの小林大介です。
今回の記事は藍染めプロダクト制作や藍染め体験に必要な藍建て作業工程と、藍染め体験の様子を皆さんにお届けしたいと思います。
in Between Bluesでは、今年の藍染めプロダクト制作や藍染め体験のための藍建てが始まりました。
株式会社トータスで栽培された乾燥葉による染料作りは完了していますが(上の写真)、今年からin Between Bluesでも導入することになった蒅(すくも)の藍建てを現在レキくんが行っているところです。
また藍染めを行う瓶も、縁があったことから徳島県鳴門の焼き物大谷焼の巨大な瓶を導入することになり、昨年よりもめちゃパワーアップしています。
蒅(すくも)による藍建ての様子
藍建てを行っていく作業を見せてもらったので、そんな様子を写真でお届けしたいと思います。
こちらが藍の染料となる蒅。
こちらは灰汁。
簡単に説明すると、まず蒅と灰汁を混ぜ、貝灰や石灰でPhを調整し、更に微生物のエサとなる酒や麩を加え発酵を促すことで染料が出来上がるそうです。
熱した灰汁を瓶の中に入れた蒅に混ぜ、発酵させて染料として育てていくようです。
ボクが訪れた時は作業を進められるのはここまででした。この時点で染料として使えそうな気がしますが、全く染まらないそう。
この灰汁を足していく作業を繰り返し、調子が良いと10日ほどで出来上がるようですが、気温や湿度、発酵具合を見ながら日々藍の状況を観察し建てることが大切だそうです。
「藍は生き物」と藍染めに関わる人は必ず口をそろえて言っているのが伺えます。
海部藍による藍染め体験
そんな訳で現在は乾燥葉を使った海部藍のみ体験出来るようになっていまして、ゴールデンウィークということもあり、in Between Bluesは連日藍染め体験の予約が入っているようなのでそんな様子を伺ってきました。
今回のお客さんはなんと京都と北海道から。京都の姉のところにゴールデンウィークで遊びに来て、その足でこちらにまで藍染体験をしにきたのだとか。
北海道の方はなんでも北海道で藍染めプロダクト生産に関わっている方で、興味があったので訪れたのだとか。
すげー。藍染め好きな人ってホントとことん好きですよね。
天然藍染工房「AIZOME ZABO」
http://www.zaboblue.com/
今回藍染め体験でお客さんが選んだものは手ぬぐい。
藍染め体験は手ぬぐいとTシャツから選べるようになっていますが、他にも上の写真のものから選んだり、持ち込みなどにも対応しています。
早速染め始めました。グラデーションに染めるようです。
濃く染めたい箇所は漬けて空気に触れさせ、それを何度も繰り返すと写真のように濃く青く染まっていきます。
こちらは乾燥葉の海部藍なので、蒅と比べると淡い色が特徴なのですが、グラデーションに合うめっちゃ綺麗な色に染まってますね。
染めたらしっかりと洗い流します。
濃く染まっているように見えても、乾燥させると淡くなるのでもう一度染めて完成。
そのまま手を入れると手も青く染まるんですが、それがまた良いんですよね。
お客さんによっては手が青いとマズイッ!って人も居らっしゃるので、そうしたお客さんには手袋をしてもらって体験してもらっています。
流石藍染めに関わっている方なだけあり染め方がめちゃ上手い。
見事にグラデーションに染まっています。
またこの日は天気もよく、綺麗に水平線が見えており最高に気持の良い一日でした。
後は日陰で干して完成。
ゴールデンウィークなので向こうの宍喰海岸では波待ちしている人が多数。
乾燥が終わったら袋に入れてお持ち帰りいただけます。
藍染体験予約はこちらから
こちらのページから予約して頂けますので、ちょっとやってみたい!と思われた方は是非体験してみてくださいね。
週末限定Little Terraのカフェももちろんやっています!
前回の記事にも書きましたが、週末限定のカフェも引き続きオープンしています。
ゴールデンウィーク期間中は4月27日(金)〜5月4日(金)までやっているので是非!
以前はピタパンだけでしたが、カレーも追加されていい感じ。
ボクも頂いてきましたが両方めちゃ美味いです。
テイクアウトにも対応しているので是非是非。